アルティメット人狼7 第1部1戦目レビュー
10月1日(土)に行われたアルティメット人狼7について、感想や分析を書いていきます。動画は以下から。
1部2部が2戦ずつ計4戦ありましたが、まずは第1部1戦目をレビューします(動画は17:00くらいから自己紹介がはじまり、その後にゲームが開始します)。
注意:最初に役職を全て公開した形として書きますので、それでも良い方のみ、以降をお読みください。
役職内訳(敬称略)
人狼:ノエル、ソール、ムサシ
狂人:イシイ
予言者:キンバリー
霊媒師:猪飼
狩人:蛇足
村人:椿姫、児玉、堀江、鈴木、森本、古川
1日目
予言者CO:キンバリー(→椿姫◯)、イシイ(→ソール◯)
霊媒師CO:ソール、猪飼
処刑者:猪飼
- 何人かが怪しい人、怪しくない人を挙げていくなか、キンバリーさんが、女性が2人しかいないから、女性2人、特に椿姫さんを投票対象から外すことを提案。
- 児玉さん、単に女性2人を投票対象から外すのではなく、キンバリーさんと椿姫さんのうち可愛いと思う方に皆で投票して、投票が多い方を投票対象から外そうと提案。これ、前にも似たような作戦をやりましたが、選ばれる女性にとってはゲームとは関係なく辛いでしょうね。。
- 児玉さんのキンバリーさんへのツッコミやキンバリーさんのキャラクターから、椿姫さんが選ばれそうな雰囲気に。そんななか、蛇足さん、ムサシさん、イシイさんのみがキンバリーさんに投票。
- 直感的には、人狼だったら目立つ行為はしないだろう、ということで、この3人中人狼は少ないだろう、と思っていましたが、ムサシの人狼をはじめ、イシイさん狂人、蛇足さん狩人と、全員役職だったのは驚きです。
- そして、堀江さんは、この3人に人狼が結構いそう、と当てていましたが、古川さん以外に村があまりそれに同意していないなか、こういう目立つ推理をする堀江さんは人間らしいなぁ、と思っていました。
- 話が少し停滞したところで、ソールさん、猪飼さんの順に霊媒師CO。
- その後、ソールさん人間と知っているとしてイシイさんが予言者CO。対抗でキンバリーさんが椿姫さん白で予言者CO。今までの発言の経緯を考えれば、キンバリーさんの真目が高そうです。
- 投票では、出方とか全体的に真に見られていた猪飼さんが、終盤に急に票が重ねて入って吊られることに。この処刑は村にとってはだいぶ痛かったですね。
- 確かに、霊媒から処刑にいくとなると、状況的にはイシイさんから白をもらっているソールさんではなく猪飼さんにいきやすいところでした。
- もしイシイさんがソールさんに白出しをしていなかったら、恐らくソールさん処刑になったのでしょう。イシイさんがソールさんを人狼だと思って囲いに行ったのだとしたら見事です。少なくとも、この日に真の霊媒師処刑にできただけで狂人としての役割は果たしたのではないでしょうか。
2日目
襲撃者:キンバリー
予言者CO:イシイ(→堀江●)
霊媒師CO:ソール(→猪飼●)
処刑者:ソール
- 真目のキンバリーさんが噛まれて、これは村にとっては相当厳しい戦いになりそうですね。
- 堀江さんはイシイさんから黒出しされましたが、昨日から相当人間っぽく見ていたし、黒出しされたときの反応もすごく人間っぽかったですね。昨日の投票時に予言者COのイシイさんに投票したのも、定跡からは外れていると思いますが、直感を信じた素直な村人の行動に見えました。
- ということでイシイさん偽で見ていますが、万が一真だったときのこともあるので、ソールさん吊りに賛成です。
- あと、イシイさんが児玉さんを占う発言をしたのに対して、なぜか児玉さんが否定的な反応を示しました。これは人間の行動としてはかなり不自然に見えたのですが、何かあったのでしょうか。
- ソールさんは投票時にイシイさんをかばう発言をしていましたが、ソールさん目線でイシイさんを真とする積極的な理屈はないはずなので、かなり怪しく見えましたね。
- ちなみに、堀江さん目線では、キンバリーさんが真確定なので椿姫さんは人間です。それがわかっていなかったのは完全に視点漏れですが、逆に真剣に人狼を探している感じなのが人間っぽく見えました(翌日に村でも指摘されてましたね)。
- それにしても、後からみると古川さんの推理が尋常じゃなく当たっていますね。イシイさんが処刑されそうだったとき、ノエルさん(や児玉さん)が、既に票を持っていた堀江さんやムサシさんに投票するのではなく、まだ票を持っていなかった猪飼さんに投票したのは、堀江さんが明らかに人間っぽく、ムサシさんが人狼なのでそちらに入れられなかったから、というロジックは本当に素晴らしかったです。
- ソールさんの遺言には支離滅裂なところがあり、結果的に自ら人外COしたような形になってしまいましたね。
3日目
襲撃者:なし(蛇足→椿姫)
予言者CO:イシイ(→ノエル◯)
処刑者:イシイ
- 今日のGJは椿姫さんでしょう。キンバリーさんの白なので絶好の噛まれ位置でした。騎士保護のためにも今日の吊りはイシイさん一択だと思います。
- ロジックではなく、堀江さんや古川さん辺りの直感的に人間っぽいところを消していくと、児玉さん、ノエルさん辺りが怪しく感じてきていて、村も概ねそういう雰囲気でしたね。
- イシイさんは、真占いとしてのパッションが弱かったですね。言いようにやられているとか視点をずらされているとか、抽象的な言葉で説得力は感じませんでした。
- イシイさんが本物だったら、狂人が噛まれて黒も見つけられたお得な状況であることをもっとアピールするべきで、追い込まれている的な発言をしたのは人外側の視点に見えました。しかも、状況が見えていない狂人の可能性が高いです。
4日目
襲撃者:椿姫
処刑者:ノエル
- 議論の戦いの構図としては、ムサシさんvsノエルさん&児玉さんという形になっていて、初日の猪飼さんへの票流れをどうみるか、というところに焦点が当てられていました。
- 「人狼だったら猪飼さんではなく、堀江さんなどのグレーの人間に票を重ねれば良かった」という児玉さんやノエルさんの言っていることも一理はあるけれども、結果的に猪飼さんが本物、イシイさんが偽者の可能性が高くなった現状では、猪飼さんに票を流した人を疑うのは自然だと感じていたので、ムサシさん側を信じていました。もう身内でバトルを始めてたんですね。
- 見直してみると、古川さんは本当に良い推理をしていて、ムサシさん目線では、児玉さんよりも後に猪飼さんに投票したノエルさん、森本さんの方が怪しい位置なのに、なぜか児玉さんばっかりを責めているということで、ムサシさん、ノエルさんの2狼の答えに辿り着いていました。
- 堀江さん、誰が人狼なのか、めちゃくちゃ推理している様子が人間にしか見えなくなりました。これで人狼だったら降参レベルです。
- 投票時、ノエルさんを一番疑っていたので、ムサシさんとノエルさん同票で最後に堀江さんがノエルさんに決めたのは良かったー、と思いました。結果的には両方人狼で、ここでの身内バトルが最後まで活きた形になりましたね。
5日目
襲撃者:森本
処刑者:蛇足
- この日は、昨日の身内バトルがかなり効力を発揮していました。現状、ムサシさんを狼だとすると生存者に狼仲間と思しき人がおらず、そうなるとノエルさんが狼仲間だということになりますが、昨日ムサシさんはノエルさんに投票しているのでその可能性は薄く、結果としてムサシさんは村というロジックです。
- しかし、古川さんも言っていましたが、昨日のムサシさん票は古川さんの票に合わせることになっていたので、ムサシさんの意志があらわれたものではなかったというというのは確かにそうですね。古川さん、ノエルさんとムサシさんを両人狼と踏んだ上で、ムサシさんにノエルさん投票をさせるというものすごいテクニックを使ってますね。改めて見ると本当に凄すぎます。
- とはいえ、初見ではこのロジックがスッキリ頭には入ってこず、蛇足さん、鈴木さん辺りの相対的な寡黙組のどちらかに投票したいという気持ちが強かったです。
- 結果的にはギリギリの差で蛇足さんが処刑されましたが、蛇足さん狩人なら、もう少し後半まで票を持って処刑されそうになったらCOで回避してほしかったですねー。さすがにここで狩人処刑は痛すぎます。
6日目
襲撃者:古川
処刑者:鈴木(吊)、ムサシ
- この日は正直難しかったですが、相対的な寡黙度からどうしても鈴木さんの方を怪しく見てしまっていました。人間だった古川さんと投票行動が似ていたのも人狼であえて合わせていただけということもありますし。
- でも決選投票のときの2人の反応がとても村っぽく見えたので、あえて票を分けて吊りなしに持っていくのも手かと思いました。そうすれば、次の日の噛み先で確実に1人は人狼ではない人がわかるので。
- 堀江さんがそのことをどの程度認識していたかはわかりませんが、結果的に鈴木さんが処刑。ギリギリのいい戦いでしたが、身内バトルを生かして狼が勝ちきりました。
全体の感想
- 初見ではあまり気が付きませんたが、改めてみると古川さんの推理が完璧すぎて感動するレベルでした。人狼を誘導して人狼仲間に投票させる、とかこんな技術見たことありません。
- ムサシさんは、古川さんに児玉さんばかり責めていることを詰められてから仲間のノエルさんとバトルすることを決意したようでしたが、想像以上にこれが効いていて、特に児玉さんから信用されたのはとても大きかったですね。
- 勝敗の分岐点は幾つかありましたが、やはり蛇足さんが狩人でCOせずに吊られてしまったのは大打撃でした。これさえなければ、吊り回数も1回増えたし、古川さんでGJが起こせる可能性もあって人間勝利の可能性がだいぶ上がったかと思います。
- とはいえ、最終日までもつれる拮抗したいいゲームでした。